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とりあえずやる

島田 直行 弁護士:島田 直行 投稿日:2025.03.15

どんな仕事でも、なかなかペースが乗らないときってありますよね。やらなければいけないと分かっていても、つい先延ばしにしてしまう。特に急ぎでない作業ほど後回しにしてしまい、結果的に溜まってしまうこともあります。そして、後になって「もっと早くやっておけばよかった」と後悔する——こんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

私自身、仕事のスピードをできるだけ早くしたいと常に考えています。そのために自分に課しているルールのひとつが、「とりあえずやってみる」ということです。

仕事には大きく二つの段階があると考えています。ひとつは「ゼロからイチ」、もうひとつは「イチから完成まで」です。多くの人が苦しむのは、前者の「ゼロからイチ」の部分。つまり、取りかかるまでが一番大変なんです。

でも、一度始めてしまえば、次第にモチベーションが上がってきて、気づけばスムーズに進んでいることも少なくありません。だからこそ、まずは手をつけてみることが重要なのです。

私は「頑張る」「努力する」といった精神論に頼るやり方は、長続きしないと考えています。もちろん、努力は必要ですが、それを前提にすると気持ちの浮き沈みで仕事の進捗が左右されてしまいます。

では、どうすればいいのか? それは「環境づくり」にあります。

たとえば、私が記事を執筆するとき、すぐにスラスラ書き出せることばかりではありません。「何から書こう?」と悩むこともあります。でも、そんなときは頭の中であれこれ考えるのではなく、まず一行目を書いてみる。そうすると、二行目、三行目と続いていき、だんだん文章の流れができてきます。

このように、小さなアクションを起こすことで、自然と仕事のペースができてくるのです。

私は、若い人を指導するときに「とりあえずプロトタイプを作ってみたら?」とよく言います。完璧なものを作ろうとするのではなく、小さな形でもいいからまずは試してみることが大切です。

一度形が見えてくると、「ここを修正すればいいな」「もう少しこうしたら良くなる」と具体的な改善点が見えてきます。最初から完璧を求めるのではなく、「とりあえずやってみる」ことで、自然と次のステップへ進めるのです。

私自身、仕事を進める上で「頭の中で考えるだけでは前に進まない」と強く感じています。考えるだけでは、結局のところ何も形になりません。だからこそ、「まずは手を動かす」ことが大切なのです。

実際に手を動かし始めると、少しずつペースができてきます。最初のうちは遅く感じるかもしれませんが、気づけばスピードが上がり、最終的には形になっていることが多いです。

私はよく「頭じゃなくて手で考える」と言うのですが、これは冗談ではなく本当にそう思っています。ペースが乗ってくると、考えなくても自然に手が動き、言葉がスラスラ出てくることもあります。この感覚を大切にしたいと常々思っています。

結局のところ、何かを進めるために一番重要なのは「最初の一歩を踏み出すこと」です。やる気が出るのを待つのではなく、とにかく手をつけてみる。そうすれば、モチベーションは後からついてくるものです。

もし「やらなければ」と思いつつ手をつけられていないことがあれば、まずは小さなことから始めてみましょう。それだけで、仕事の進み方が大きく変わるかもしれません。

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