
ありがとう。それがつながる
弁護士:島田 直行
投稿日:2025.04.17
現代では、さまざまな経営スタイルが語られています。なかには、従来型の日本的経営を全否定するような意見もあります。終身雇用や年功序列といった制度は、たしかに時代にそぐわない部分もあるかもしれません。ですが、私は一概にそれらを否定すべきではないと考えています。むしろ、こういった変化の激しい時代だからこそ、あえて日本的経営の原点に立ち返ることにこそ価値があるのではないか——そんな思いを持っています。
私は、経営において「ひとのつながり」を何よりも大切にしたいと考えています。お客様とのつながり、取引先とのつながり、そして一緒に働く仲間とのつながり。そうした細く、時には見えにくいようなつながりを、時間をかけてゆっくりと育てていく。私は、それこそが事務所のブランドになっていくと信じています。
華やかさや効率だけでは語れない、しなやかで確かな信頼関係。そういった「ゆるやかなつながり」をしっかり構築することが、最終的には強い組織につながっていく——そのように感じています。
そして、こうしたつながりを維持していくうえで大切なのが、「感謝の気持ち」です。ごく当たり前のことのようですが、意外とできていないものです。何か大げさな形で示す必要はなく、言葉だけでも十分に伝わることがあります。むしろ、言葉だからこそ心に届くのではないでしょうか。
みなさんは、最後に誰かの目を見て「ありがとう」と伝えたのは、いつだったでしょうか。忙しい日々のなかで、つい流してしまいがちなこの一言。けれど、言葉にするだけで、関係性はぐっと近くなるものです。
ちなみに私は、ちょっとしたお礼や感謝を伝えたいときに、よく「花」を贈るようにしています。花はいいものです。もらって嫌な気持ちになる人は、まずいません。そして、いつかは枯れてしまうけれど、その一瞬の美しさや気持ちは、きっと記憶に残るはずです。
その「はかなさ」にこそ、花の美しさがあると思います。「その一瞬の思い」を花に託して贈る——そんな気持ちを、これからも大切にしていきたいと思っています。
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