
「まず睡眠を確保する」という発想
弁護士:島田 直行
投稿日:2025.03.05
ここ数日、持病の腰痛のせいで睡眠の質が下がっています。なんとかしなければと思うほど、逆にうまくいかないものですね。
僕は、自分の人生の中で睡眠を特に大事にしています。周囲からは「睡眠時間が少ないのでしょう?」とよく聞かれますが、実はそんなことはありません。僕は7時間から8時間の睡眠を確保するようにしています。そのことを話すと、「そんなに長い時間をどうやって確保するのですか?」とさらに質問されるのですが、発想が逆なのです。
睡眠時間を削っても、ろくなことはありません。だからこそ、まず睡眠時間を確保し、その上で残りの時間で何ができるかを考えるようにしています。仕事ややるべきことをすべて終わらせてから寝ようとすると、どうしても十分な睡眠時間が確保できない。だからこそ、睡眠を優先し、それに合わせて日々のスケジュールを調整することが大切だと考えています。
もちろん、最初からこのような考えを持っていたわけではありません。弁護士になりたての頃は、「とにかく仕事をしなければ」という焦りから、睡眠時間を削って対応していた時期もありました。しかし、年齢を重ねるにつれて体力的にも厳しくなり、何よりも睡眠を削ることで仕事の品質が下がることに気づきました。ある時を境に、「まず睡眠を確保する」というスタイルに切り替え、それを維持するようになったのです。この考え方は、スタッフにも伝えるようにしています。
人間は人生の1/3から1/4を睡眠に費やしています。ただ単に体を休めるだけでなく、睡眠は体力を回復させる積極的なプロセスでもあります。しかし、多くの人が「眠くなったら寝る」といった短絡的な発想で睡眠をとらえがちです。しかし、ただ寝るだけではなく、その「質」が重要なのだと僕は考えています。
そのために、自分なりの工夫もしています。睡眠に関する本をいろいろと読み、自分に合ったスタイルを確立してきました。最近では、睡眠の質を意識する人が増えてきた印象があります。これはとても良いことです。社会全体が、もっと睡眠の重要性に敏感になるべきではないでしょうか。
昔は「睡眠時間を削って勉強する」という考え方が推奨されることもありましたが、今思えば無茶な話です。睡眠を削ったからといって勉強の質が上がるわけではなく、むしろ下がってしまいます。睡眠を確保することは決して怠けることではありません。むしろ、戦略的に捉えるべきものだと僕は考えています。
ぜひ皆さんも、自分の睡眠の質について考えてみてください。実際に改善してみると、その変化に驚くはずです。
CONTACT
お困りごとは、島田法律事務所で
解決しませんか?
お急ぎの方はお電話でお問い合わせください。
オンライン相談をZoomでも対応しています。
083-250-7881
[9:00〜17:30(土日祝日除く)]