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「モチベーションに頼るな」は冷たい言葉か?

島田 直行 弁護士:島田 直行 投稿日:2025.04.03

私は「モチベーション」という言葉に対して、あまり大きな期待を寄せていません。特に仕事においては、なおさらです。「モチベーションを高めよう」というフレーズはよく耳にしますが、それができないからこそ、多くの人が苦労しているのではないでしょうか。

そもそも、個人のモチベーションに依存するようなビジネスモデルは、長続きしないと私は思っています。それは時に、無理な感情を他人に押し付けることにもなりかねません。経営者にとって本当に大切なのは、誰かのモチベーションを鼓舞することではなく、モチベーションに頼らずとも機能するシステムを作り上げることではないかと考えています。

私がこれまでに出会った、成長を続ける企業の多くは、こうした「仕組みづくり」に長けていました。人の感情を変えることは、簡単ではありません。結局のところ、変わることができるのは自分自身だけであり、自分の変化が間接的に周囲へ影響を与える…その程度にしか期待は持てないものです。

「周囲には前向きでいてほしい」と願うことは簡単ですが、それがすぐに成果につながるとは到底思えません。こうした、ある種の冷静さや冷徹な視点こそが、経営者としての責任を果たすために必要だと思うのです。

他人を信じることは大切ですが、「他人のモチベーションに期待すること」とは、まったく別の話です。むしろ、他人のモチベーションに過度な期待を抱いてしまうことで、思うようにいかないときには誰かを責めてしまうリスクもあります。

モチベーションを高めること自体が難しい。仮に高めることができたとしても、それを維持することの方が、よほど大変です。私はよくセミナーなどでこう話します。「再入社したその日が、おそらく最もモチベーションが高い。そこから少しずつ下がっていくのが普通です」と。

だからこそ、私たちにできるのは、低下していくモチベーションの“角度”を、できるだけ緩やかにすること。その程度で十分だと思っています。逆に、それ以上のことを求めようとするから、トラブルが起きてしまうのです。

そして何より、「モチベーションを持たなければ」と強く思い過ぎると、かえって力が入りすぎてしまい、本来の力を発揮できなくなることもあります。モチベーションというのは、自然に内側から湧き出てくるもの。ある程度、仕事を続けていかないと、本当の意味で生まれてこないものだと思うのです。

私自身、モチベーションが低いときには、まずはとても簡単な仕事をするようにしています。コピーを取るとか、お茶を淹れに行くとか、本当に些細なこと。そうやって体を動かすことで、少しずつ気持ちがついてくる。最初は何もしたくなくても、とりあえず文書の最初の2行だけ書いてみる。そうすると、自然に3行目、4行目と続いていくことがあります。

これこそが、私にとっての“本当のモチベーション”です。期待や感情に頼るのではなく、「まず動いてみること」。行動が先、感情はあとからついてくる――この順序を大切にしたいと、いつも思っています。

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