社労士のための労働事件 思考の展開図(日本法令)
投稿日:2023.09.23
労働事件が起きたとき「まずは顧問社労士へ相談を」となる会社は多いでしょう。日々研鑽を積まれている社労士の方でも、いざ労働事件が発生すると「どこから手をつけたらいいのだろうか」「このアドバイスで合っているのだろうか」と悩まれることもあります。当方はこれまで会社側の代理人として200件を超える労働事件を担当するなかで、社労士の先生方からのご相談も多数お受けしてきました。
そうした社労士の先生方の声に応えて、リアルな労働事件の考え方や対応のポイントを整理したものが本書となります。本書は、労働事件を教科書的にまとめたものではありません。「経営者側の弁護士はどうやって事件を俯瞰し、解決策を見いだしているのか」を理解していただく内容となっております。「現実的にどうやって問題を解決するのか」にこだわっているのがひとつの特徴です。ですから判例の解釈などはなく「ではどうやって対応するか」という具体的な手立てが中心になっています。
とくに次のような場合には参考にしていただけるはずです。
- 労働事件にアドバイスを求められるが勉強しても回答に自信が持てない
- 労働事件についてまだ相談を受けたことがないが事前に準備しておきたい
- 弁護士が労働事件をどのように俯瞰しているかについて把握しておきたい
- 士業として労務コンサルティングの領域を広げて顧客満足度を高めたい
- 顧問先に労働事件の大変さを具体的に伝えたい
社労士の方から顧問先へのより良いアドバイスにも繋がるはずですので、ぜひご一読いただけたら幸いです。
令和5年10月13日、Amazonカテゴリーランキング「労働法」「社会保険労務士の資格・検定」の2部門で1位を獲得しました。
令和6年4月10日、ご好評により重版3刷となりました。
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